オオバンの雛です。 黒っぽい羽がフワフワっと可愛いですが、こういう雛の羽は幼綿羽と言うのですね。 この写真を送ってくれた友人は「各地の湖沼で繁殖している」と言ってましたが、琵琶湖にも数千羽の群れが見られるかもです。 |
|
コリン・ブルースの『まただまされたな、ワトスン君!』を読んでいて、あらためて数学と相性の悪い私を自覚しました。 ブルースは物理学者で、しかもミステリが好き。 だから確率や統計を面白く織り込んでホームズに事件の解決をさせているのだけど(この逆かな)数学に弱い私でも面白く読めた短編集です。 ところが例えば次のような箇所の簡単な数学がすっと頭に入ってこないのです。 相手に分らないように、3個の箱のどれか一つにチョコレートを入れます。 相手に「チョコの入った箱を当ててみなさい」と言います。 相手が選ばなかった箱のうち、ひとつを開けて空であることを示します。 そして相手に「選んだ箱を変更したいですか」と聞きます。 このときに「はい、変更します」と言って、まだ開けられていない残った箱を選びなおすのが理にかなっているというのです。 その理由が私にはすぐに分らないのです(ね。アホでしょ)。 まだ開けられていない2つの箱のどちらにチョコが入っているのかは分らないのだから、当る確率は1/2じゃないかと思ってしまったんですね。 私は「はい、変更します」が正しいことを実験的に確かめるために、エクセルの乱数を使ってやってみました(アホだけど、こういうことはできるの)。 その結果「はい、変更します」の正解率は70%になりましたが、本当は2/3の確率で正解することになります。 本の説明では 最初、相手は2/3の確率で空っぽの箱を選ぶことになる。 すると出題者には選択肢がなく、残った2つのうち、空の箱を開けてみせるしかない。 すると、相手は選んだ箱を変更すれば2/3の確率で当てることができる。 だけど、私にはこの説明が紛らわしいので 最初は1/3の確率でチョコが入っている箱を選ぶことになる。 この場合だけが、変更してもチョコの入った箱を当てられないケースになる。 このようにシンプルに考えました。 アホなりに、すっきりしてるでしょ。 |