今朝の朝日歌壇に次の投稿歌がありました。
亡妻の衣類ビニール袋に十三箇所定の場所にゴミとして出す
(さいたま市・石塚義夫)
たとえ投稿者が実際に「個」を「箇」と書き誤っていたとしても、編集部では石塚さんに確認して修正することができたでしょうし、そうでもしなければ、これが選に入るはずはなかったでしょう。
8月9日の朝日歌壇では、次のようにお詫びが書かれていました(字を大きくしている箇所は muca によるものです)。
2日付歌壇の秋田彦子さんの作中で「鮭」とあるのは「蛙」の誤りでした。正しくは「数匹の蛙の目玉浮く池にトマトとナスの水もらうなり」です。編集部で入力を誤りました。
入力を誤りましたという決まり文句ではなく(「確認が不十分でした」も多いですね)、「歌として読んでみることを怠り、誤字を入力しました」と、誤りが発生した原因を正確に書くべきです。
歌としてどうかとまで判断できなくても、文章としておかしくないかぐらいのチェックは問題なくできるはずだと思うのです。
歌としてどうかとまで判断できなくても、文章としておかしくないかぐらいのチェックは問題なくできるはずだと思うのです。