久しぶりの篠山での季節労働です。
同行のIさんが労働をした後でそのまま帰省するので、今回はJRにしました(ちょうど18キップの時期なので)。
M農園では新しく大型の耕運機を買ったそうで、土作りに以前ほど人力による重労働はないらしいので、安心して訪問したのです。
ところが到着したとたん、農作業どころか「今回は陶芸なんぞをやってみない?」とMさんに言われました。
元より芸術の真似事は大好きな私ですから(Iさんもそうだと思う)否応はなく、直ちに根っからの陶芸家であったことを思い出します。
Mさんは私たちを陶芸家のTさんに預けると帰っていきました(全く、何しにきたのかね、わたしたち)。
この棚に並んでいるのはTさんの親切な指導を得て(紆余曲折も経て)造られた作品群です。
作品群という響きは面映いのですが、上段の棚のIさんの作品を、下段のわたくしめの瓦礫と一緒くたにしては申し訳ないので。
昼食休憩の時間にはMさん夫妻がお弁当を買ってきてくれました。
これは薪ストーブです。
石油ストーブとは暖かさが全然違いますね。遠赤外線がたくさん放出されるらしいのですね。
これはロクロを使って容器を作っているところです。
両側から土を挟むようにして高い円柱状にして、また上から押さえて元の形に戻すということを繰り返して、土の協力心を促していくのですね(違ったかも)。
これは作った容器を(電子レンジを使って)少し乾かしてから、底に高台を作っているところです。
これは難しいので、結局はほとんどTさんにやってもらったと思います。
後先になりましたが、最初は粘土をこねるところからやりました。土が冷たいっ!
で、レンジで少し温めてからこねましたが、空気を追い出すようにこねるというのがとても難しいです。
時々スキャンをかけて(つまり、細い紐で数箇所を輪切りにして)泡が入ってないかどうかを見てみます。
バゲットは不規則な大きな泡があるほうが美味しいとされているのですが。
Tさんはここで陶芸クラブを開かれたのですが、私たちも早速会員になっちゃったみたいです。素焼きから上薬をつけて本焼きでどのようになるか(とても心配)、おたのしみに。