ジョンエスアームストロング

200703月<< 04月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>200705月

五月の風
 母は10年前の5月連休の直前に亡くなりました。

 父は京都にある小さなお寺に懇意にさせていただいていたので、病院からそのお寺に母の亡がらを移し、そこで内輪だけのお葬式をさせていただきました。
 どこにも知らせず、質素なお葬式が母の希望だったのです。

 住職とその奥さんはとても親切で、手作りのようなお葬式をいたしました。

 住職は自分の買いたてのきれいな布団に母を寝かせてくれました。
 その布団は後で住職が寝るために使うのです。

 小さなお寺の庭の掃除を住職と私がしました。
 近くからもらった土を住職と私が何度も運んできて、お葬式のために庭の凸凹を修復します。
 庭にあった古い木材などを片付けて、本堂にもお葬式のための場所を作りました。

 住職は九州出身で、少し太っていますがとても力があります。
 お坊さんになる前は、沖仲士などいろんな仕事をしてきたそうです。
 奥さんもきさくな方で住職と同じ郷里から来られたそうです。
 そのときは「坊守さん(ぼうもりさん)」と呼びました(仏教僧侶の妻という意味だったのですね)。
 奥さんは今は副住職という地位になられています。

 母は7人兄弟ですが、みな亡くなっていて母が最後でした。
 翌日は母の甥夫婦だけ(母の長兄の長男夫婦で、ここだけには知らせたのです)が来られ、父と私たち兄弟3人とで質素だけど心のこもったお葬式をしました。

 お墓は東福寺にあります。

五月の風

 東福寺三門をとおして向こうの若葉がまぶしく光ります。
 爽やかな風薫る5月になります。

コラム | comments(30) | trackbacks(0) | pookmark
ネコの撮り方

 朝日新聞にアスパラクラブというのがあるのですが、そのブックモニターに応募して初めて当選しました。
 候補にあげられている何冊かの本の内、一冊を選んで当選すればその本をもらって読後感を書くというものです。

 私が応募したのは「ネコを撮る」という岩合光昭さんの著書です。
 これまでも何回か応募していたのですがことごとく外れていたのです。

 この本は岩合さんが撮られたネコの素敵な写真がたくさん載っていて、ネコの撮り方も教えてくれています。
 だけど、その読後感を書くハガキの記入欄はとても小さいのです。
 私の場合、読後感は本の倍は書くという基本方針で挑みます(あくまでも基本方針ですからね)。

 で、記入欄からあふれた分をブログに書こうとしております。
 というのは冗談ですが、自分ちのネコの写真の撮り方で参考になるなぁと思ったのを少しだけ書きますね(ほんのちょっぴりなのでお許しいただけると思います)。

 アマチュア写真家がコンパクトカメラでコンテストに応募してくる写真でも上手いなと感じさせる人がちゃんと居るそうです。
 こんなヒトに一眼レフを持たせたくないなと思うそうで、目線が一定で、写真の撮り方を知っている(ネコとのいろいろな距離のとり方が分かっている)ヒトということになるそうです。

かわいいのに撮れない

  自分ちのネコのかわいさの思い込みがある。
  近づきすぎて撮れない悩みも。

シャッターチャンスが掴めない

  ネコが何を考えているかということまで、撮影者は見抜かなければいけない。

欲張らない

  構図を欲張らず、背景をシンプルに。
  ネコの目の高さにカメラを構えてみよう。
  ピントをネコの目に当てると、ぐっと強い写真になる。

 叱られるといけないのでこのぐらいにしておきますね。

 ついてきた栞もネコの写真でした。

ネコを撮る
 それはそうと、ネコの描き方というのはないかなぁ。
 この絵はめちゃくちゃ・・

書評 | comments(27) | trackbacks(0) | pookmark
囲碁少年少女滋賀県大会
囲碁大会

 少年少女囲碁大会を二つご紹介します。
 小中学生の皆さんで囲碁をされる方や、囲碁ってどんなゲームだろうと思われる方は来て下さいね。

ロゴ
 (主催:朝日新聞社  後援:日本棋院、朝日学生新聞社)

 5月13日(日曜日)に大津市生涯学習センターの3階で行います(9時30分開始)。
 小中学校それぞれの優勝者と順優勝者は8月に東京で行われる「全国少年少女囲碁大会」に代表として出場します。
 段級位の認定戦も同時に行います。

 
ロゴ
 (主催:日本棋院、産経新聞社  後援:文部科学省、文化庁、日本放送協会)

 6月24日(日曜日)に、大津市生涯学習センターの3階で行います(9時30分開会)。
 同じ小学校または中学校で3人がチームを組んで戦います。
 小中学校それぞれの優勝チームは、7月29・30日に日本棋院で開催される全国大会に出場します。
 なお、段級位の認定戦も同時に行います(小中学生は個人単位で出場できます)。

 みなさん、友達の応援にきてくださいね。
 もしも参加されたい方がおられたら、コメントに書き込んでくださいね。

囲碁 | comments(30) | trackbacks(1) | pookmark
狛犬と桜
狛犬と桜

 ナツさんのブログで素敵だなぁと思ったので、真似をしました。
 といってもナツさんのように絵じゃなくて写真を使い大幅に工程を省略しています。実にけしからんです。
 近くの天孫神社の風景です。
 いくら待っても風雨がおさまらないので、しびれを切らして撮りました。

 トリミングのし過ぎです。
 画像も3枚しか使っていません。
 けれど、これ以上大きくしたり、画像を増やすと容量が大きくなりすぎます。

 風がかなり吹いていますが、根性があるので桜は微動だにしません。
 狛犬も、いくら降られてもからっとした凛々しい姿です。

 ああ、花びらが少しずつですがせわしく散りまする。
 せわしなく散りまするが・・・減りませぬなぁ。

雑談 | comments(19) | trackbacks(0) | pookmark
立岩陶芸クラブ
素焼の後の色塗り

 立岩陶芸クラブ主宰が素焼をしておいて下さったので、今回はそれに色を塗りに行きます。
 今日の篠山は日差しが穏やかでとても暖かい。

 焼き物の色塗りはとても難しい。
 透明水彩で絵を描くことがたまにあって、置く色に失敗してもある程度は色を抜いたりできる(水を含ませて海綿などで吸い取ったり)。
 けれど素焼されたものは、すっと絵の具を吸い込んでしまう。
 重ね塗りなどというのもできない(と思う)。

 彼女(Iさん)もなかなか思い通りにいかないので、描こうと思っていた絵がどんどん他のものになっていってる。

 「そんなつもりじゃなかったのに、そうくるのね。それならこうしちゃう」
 「今度はそうくるわけ。上等じゃないの。それならこうよ」

 妥協と挫折。初心者にとっての陶芸の醍醐味ですね(負け惜しみ)。

天日に干す
 立岩というのはここ篠山の鷲尾にある地名で、Tさんはここに陶芸の設備や道具を持ってきて、立岩陶芸クラブを作りました。
 指導するなんて技術はないから、教室じゃなくクラブにしたと言います。
 謙虚です。

 Tさんと、M夫妻の次に入会したIさんが塗り終わった作品を天日に干してます。


炉に入れる
 上薬のおかげで色塗りの失敗が隠れて見えない。
 だけど焼きあがったらそれが白日のもとに晒される。


土筆
 お昼をいただいたら(今回もMさん夫妻が昼食を作って持ってきてくださった)山菜を採りに出かけたりして遊んだ。


蕨
 ワラビ。
 TさんとIさんはたくさん採ります。
 わたしは殆ど採れない。


ゼンマイ
 これはゼンマイ。


イノシシ除けの順次
 陶芸クラブのすぐ下の畑では、イノシシ除けの電線を張りだしました。
 バッテリーで通電するのだけど、静電気の放電のような感電のさせかただから、電池はあまりいらないらしいです。



 次回は5月に焼き上がりを見に来ますが、そのときにまた次の作品をつくりましょうとTさんが言ってくれました。
 小屋の横にはTさんが信楽で仕入れてきた粘土がたくさん置いてあります。

 Iさんと、陶工むか衛門は(ややプレッシャーをかかえて)あたたかい篠山を後にしたのでした。

陶芸 | comments(33) | trackbacks(0) | pookmark
姫踊子草
姫踊子草

 私はヨーロッパ生まれで、元の名前は Lamium purpureum だったのよ。
 知られないように日本に帰化したつもりだったんだけど、えーっとあれはいつ頃だったかなぁ。
 迷路じゃなくて、ハイジでもない、食い意地でもない・・

 え? そうそう、明治。

 分かりにくくていやなのよ。日本の元号。

 その明治の中頃に東京で存在が知られてしまったのよ。
 そうなればしかたがないでしょ。日本中に出かけちゃってるのよ。いまは。

 お友達に、同じシソ科のオドリコソウがいるけど、そっちは食べられたりもしてる。

 うかうか踊ってもいられないねぇって?

 あのねぇ。
 私たちが踊ってるとこ見たん?

 笠をかぶって踊ってる人の姿に似たからって、つけただけでしょ、その名前。

 だいたい、今頃こんな格好で踊ってるの居るん?

 ・・ねぇ。
 お日さまが当らないの。

 もっとそっちへ行って。

パソコンアート | comments(27) | trackbacks(0) | pookmark
女性(鉛筆画)
もしかしたら

 頼まれたパンフレットの案の作成にかかりきりで、全然記事の投稿ができずにいらいらしてました。
 で、ようやくブログにとりかかろうとしたけれど、記事の材料が少々タイミングを逸してる。
 あ〜あ、と思ってクロッキーのノートを出してきて、鉛筆でちょこちょこっといたずらしてたら、絵が描けそうな気がしてきました。

 ブログのネタに困ったら、何でも描いて載せときなさいとダ・ビンチ君も言ってたような気がしたので、今回はこれにします。

 この女性の左には実はちょっと彼女の趣味にあわない男性がいるのです。

 それで彼女はほんの少し(気持ちはう〜んと)右に重心を移しています。

鉛筆画 | comments(28) | trackbacks(0) | pookmark
将棋の代理先生
将棋教室
 私が行ってる碁会所(○○囲碁道場)では土曜日に囲碁と将棋の学習塾が開かれています。

 囲碁と将棋それぞれに先生がおられて、小中学校の生徒や未就学児童を教えているのです。

 先日は将棋の先生が風邪を引いたので、急遽代理で先生をして欲しいと頼まれました。

 以前も一度頼まれたことがありますが、そのときは子供たち同士で対戦させて時々それらしい講評をしたり、私が子供の頃に作った詰め将棋の問題を出したりしてお茶をにごしました。

 なにしろ私は(風邪で休まれた)将棋の先生に飛角香落ちで教えてもらっただけで(余興みたいなもん)、日頃将棋なんか指したことがないのです。

 ところが今回は「先生と指したい」という子供が二人出てきました。
 どうもこの先生は弱そうだという臭覚が働いたみたいです。

にぎやかな生徒
 とにかく子供たちを二人ずつ組み合わせて対戦させましたが、こいつが このお子様が余りました。

 こいつは このお子様はとても騒々しい性格ですが、子供たち同士を対戦させる時に棋力の似た子を教えてくれて、助手としては重宝しました。

 仕方なくこいつと このお子様と指すことにしました。
 先生は飛車と角を落とすことになっているらしくて、落としたくはなかったのですが落としました(全部並べた後でこいつが このお子様が断りもなく取り去りました)。

 私は一応は先生らしく他の子供たちを見回らなくてはならないのに、飛角を落とした将棋まで指さなきゃならないのです。

 気もそぞろのまま、角が居ないことも忘れて指した手のせいで、あっというまに負けてしまいました。
 角が不在であることを忘れて失敗するところから、不角(ふかく)という言葉が生まれたそうです(それは不覚)。


代理の先生

 こいつが このお子様がもう一度指そうと言います。
 他にも先生と指して気持ちよく帰りたいと言う子がいたのですが、その子には「3年早いわ!」と言ってさしあげ、打倒こいつに このお子様に集中しました。

 で、今は平静になれましたので(いささかも感情的な乱れはなく)記事にしております。

まばたきにゃん
囲碁 | comments(35) | trackbacks(0) | pookmark
篠山で山芋の植え付け
 前回は陶芸をさせてもらっただけで何のお手伝いもしなかったのですが、ようやく山芋を植えつける日が来ました。

 兵庫県は31日の夜遅くから雨が降る予報だったのですが、前日にMさんから「植え付け、決行します」という連絡が入ったのです。
 山芋は連作ができないので、今回はMさんの家の前に植えることになります。
 今回もMさんは山芋作りの名人(しげおさん)から、植えつけるときの注意事項を確認してきました。
 昨年も名人からコツを聞いたのですから、毎年確認しに行かないでメモを取っておくとかの工夫が欲しいところです。

 最初に畝を耕します。
 しばらくMさんが耕運機(リョウビのカルチベータと言います)を使いましたが、途中で交替しました。
 私は道具を使うのが下手なので替わりたくはなかったのですが、なんとなく押し付けられてしまいました。
 刃が土を何回も掻き混ぜるように操作しないといけないと考えて、無理をしていると少しも前へ進みません。
 カルチベータ君を使っているのか、使われているのか分かりません。
 やがて、カルチなんとか君が自然に進むに任せたらいいと(最初に)言われていたイメージがつかめて来て、ようやく力まないで扱えるようになりました。

商品名カルチベータ

 このイラストは、かわいいカルちゃんをお見せするためのもので、なぜか数十才は若く描かれてしまった人物が「勝手にあちこち行かないでね」と説得しているところです。

 隣の家のおばあさん(可愛い)がやってきて「こんどは芋植えるんか〜」と話しかけてきます(以前はここで米をつくっていたのです)。
 おばあさんは私に芋の植付け方を教えてくれますが、名人しげおさん伝授の方法とは半分ほど異なります。
 どこがどう違うのか(はたまた半分とはなんぞや)は、勝手に書いてはいけないと思いましたので省略しますね。

 おばあさんは「初めてやのに上手や〜」と、おだてながら私を監督します(今年で3回目なんだけど複雑な話はしていられないので言いませんでした)。

 おばあさんに(植え付け方が違うと)叱られてはいけないので、おばあさんの立ってる側の反対から植えつけていこうとしたのですが「こっちからしていき」と命令されてしまいました。
 おばあさんに手元を見られないように作業するのが一苦労でした。

 お昼をご馳走になったあと、風が強くなってきたので雨を心配しながら植え付けを再開して、やっと終わりました(腰が痛い〜)。

植え付け終わり
 これが全体の姿です。

 昨年の3/5ほどの面積ですが、今回は人数が(Mさん夫妻と私の)3人と少なかったので疲れました。
 芋を植えた箇所に籾殻をのせています(このおまじないの意味が未だにはっきりしません)。


農芸 | comments(18) | trackbacks(0) | pookmark
植物園で
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK