2009年06月24日 水 19:29
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オオバンの雛です。
黒っぽい羽がフワフワっと可愛いですが、こういう雛の羽は幼綿羽と言うのですね。
この写真を送ってくれた友人は「各地の湖沼で繁殖している」と言ってましたが、琵琶湖にも数千羽の群れが見られるかもです。
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コリン・ブルースの『まただまされたな、ワトスン君!』を読んでいて、あらためて数学と相性の悪い私を自覚しました。
ブルースは物理学者で、しかもミステリが好き。
だから確率や統計を面白く織り込んでホームズに事件の解決をさせているのだけど(この逆かな)数学に弱い私でも面白く読めた短編集です。
ところが例えば次のような箇所の簡単な数学がすっと頭に入ってこないのです。
相手に分らないように、3個の箱のどれか一つにチョコレートを入れます。
相手に「チョコの入った箱を当ててみなさい」と言います。
相手が選ばなかった箱のうち、ひとつを開けて空であることを示します。
そして相手に「選んだ箱を変更したいですか」と聞きます。
このときに「はい、変更します」と言って、まだ開けられていない残った箱を選びなおすのが理にかなっているというのです。
その理由が私にはすぐに分らないのです(ね。アホでしょ)。
まだ開けられていない2つの箱のどちらにチョコが入っているのかは分らないのだから、当る確率は1/2じゃないかと思ってしまったんですね。
私は「はい、変更します」が正しいことを実験的に確かめるために、エクセルの乱数を使ってやってみました(アホだけど、こういうことはできるの)。
その結果「はい、変更します」の正解率は70%になりましたが、本当は2/3の確率で正解することになります。
本の説明では
最初、相手は2/3の確率で空っぽの箱を選ぶことになる。
すると出題者には選択肢がなく、残った2つのうち、空の箱を開けてみせるしかない。
すると、相手は選んだ箱を変更すれば2/3の確率で当てることができる。
だけど、私にはこの説明が紛らわしいので
最初は1/3の確率でチョコが入っている箱を選ぶことになる。
この場合だけが、変更してもチョコの入った箱を当てられないケースになる。
このようにシンプルに考えました。
アホなりに、すっきりしてるでしょ。
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2009年06月17日 水 09:42
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写真は『源氏物語トレシー』の一つです(絵は全部で6種あります)。
友人のHさんの慰労会の席で、Hさんから皆がいただきました。
ものすごく細い繊維でできていて、それがミクロの汚れまで取るという高性能のクリーニングクロスです。
宝石を磨くのにも使えるのですが、それだと私の場合はキリがないので、メガネを磨くということになります。
色紙サイズですが、折りたたんであったので、少しシワが写っていますね。
紫宸殿の桜の宴のあと、少し酔った源氏は(いつもの病気が出たのだと思うが)弘徽殿(こきでん)に忍び込んで縁側に上がったところ、「朧月夜(おぼろづきよ)にしくものはなし」と口ずさみながら若い女性が近づいてくる場面ですね。
小学生の頃の一時期、源氏物語を読んでおりました。
次から次へ(出てくるわ出てくるわ)と思うほど女性が出てくるし、その殆どが何がなにやら分らない顛末になるという理解しがたいものでしたが、よくぞ読み通したと思います。
画像はクリックしていただくと、女性(朧月夜)がアップになります。
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2009年06月15日 月 22:18
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友人が送ってくれたノゴマの写真です。
背中の色はオリーブ褐色というそうで、お腹のほうは淡いですね。
眉と嘴の後ろの白、のどの橙色がくっきり。
地上をはねながら、ミミズなどに飛びついて捕らえるそうです。
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図書館で本を借りるときに不愉快な思いをしているので、メールで次のように意見を送っておりました。
(以下、少し長いですが原文のままです)
返却期限が来ていない本が何冊か残っている時に、新たに本をお借りしたい場合、貸出窓口で必ず「現在○冊借りられていますね」と言うようにされていますね。
この確認の意味、目的は何でしょう。
借りて間がないという思い込みで返却期限を過ぎてしまうことがありますが(すみませんでした)、少なくとも新たに借りたくて図書館に行くときは、必ずインターネットで借りている状態をチェックして行くようにしていますし、残数と合計すれば規定冊数を超えるという恥ずかしいことのないように注意しています。
私の思い違いなどで、返却期限が過ぎている本がありながら、新たに別の本を借りようとしているときは「返却期限が守られていないので新たに貸し出せない。返却期限の来ている本は直ちに返しなさい」と叱られ、貸し出しを断られて当然です。
利用者の思い違いで借りている冊数を間違え、返却が遅れたり規定冊数以上の本を借りないようにという配慮や予防なら、借り出し中の冊数の確認は不要のことだと思います。
返却期限を過ぎている本が残っている時は貸し出さない、ということを厳守されるだけでいいことではありませんか。
コンピュータの不具合や入力ミスの可能性があり、それを確認するためにしておられることなら、そういう事情で行っているということを明言してほしいです。
借りた本は全て返却してから新たに別の本を借りることができる、というルールではないですね。
借りている状況を把握して図書館に行っているのに、本の追加借り出しはできませんよ、と言われているような気がして不愉快なのです。
窓口の担当者も、こういうことを言わせられるのが辛いとお考えの方もおられるのではありませんか。
一度など、不愉快な思いをしないために、借りる時にわざわざ窓口で「今、借りている本が○冊あります」と言ったこともありました。
利用者を(窓口の職員の方をも)このような気持ちにさせてしまうマニュアルは改善してください。
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メールを送って9日目に次の返事がありました。
(以下、少し長いですが1行空けたところ以外は原文のままです)
いつも図書館をご利用いただきましてありがとうございます。
また、この度は貴重なご意見をありがとうございます。お返事が遅くなり誠に申し訳ありません。
さて、大津市立図書館では図書の貸出の際、利用者の方に対して現在の貸出冊数について、ご指摘のとおり、「現在○冊お借りいただいております。」、「今回の貸出と併せて○冊になります。」、「今日お借りになる以外に○冊お借りいただいております。」などのお声をかけさせていただいておりますが、これは、利用者の方の
本の返し忘れの防止や返却期限の確認、また、あってはならないことですが、こちらの返却漏れの防止の意味も含めてのことで、決して早く返してほしいとか、追加貸出はできませんという思いでのお声かけではございません。また、現在カウンター窓口に「こういう趣旨でお声をかけさせていただいております」という旨の看板を設け、皆様にご理解を得ているところであります。
今後も、貸出時に返却期限のお声をかけさせていただいているのと同様、利用者に不愉快な思いをさせないような言葉使いに気をつけると共に、明るく気持ち良い窓口対応に努めてまいりますので、どうぞご理解ご協力をよろしくお願いします。
また、貸出時にその時点での貸出本の書名、返却期限の記載されたレシートをご希望の方にお渡ししておりますので、併せてご利用くださいますようお願い申し上げます。
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『貴重なご意見をありがとうございます』なら採用すればいいではないか。
『本の返し忘れの防止や返却期限の確認』なら、何も本を借りに来たときではなく、いっそのこと皆に電話で「現在借りてる本は○月○日が期限ですよ」と徹底すればよい。
『皆様にご理解を得ているところであります』と言うが、少なくとも私はご理解を与えてないぞえ。
『利用者に不愉快な思いをさせないような言葉使いに気をつけると共に、明るく気持ち良い窓口対応に努めてまいります』のなら、ブスッとした顔と声で「今借りておられる本が○冊あります」と言うのやめてくれ。
インターネットで調べてから借りにいっておると言っているのに『貸出時にその時点での貸出本の書名、返却期限の記載されたレシートをご希望の方にお渡ししておりますので、併せてご利用くださいますよう』は、なんなんだ。
一部の不心得者だけにすればいい注意を、面倒だからと全員にしてしまうから、ルールを誠実に守ろうとしている者まで不愉快な気持ちにさせる。
「紳士淑女であれ」で済むはずが、細かい法律をいっぱい作ることになってしまっている事態をどう考えているのだ。
みろ、どんどん話が広がっていくではないか。
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