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5月15日、今年はしっかり葵祭を撮りたいと思っていたので早めに京都御苑に行きました。
ところが、行列が出発する建礼門からコース全域にわたって有料観覧席に守られ、最前列に接近できないことが分ったので、早々に御苑内はあきらめ、丸太町通りでようやく隙間を見つけました。
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本を読みながら待つこと20分。
先導の警備がやってきました(京都府警・平安騎馬隊の男女です)。
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本列の先頭です。
乗尻(のりじり)という、行列を先導する騎馬列で、上賀茂神社の競馬会(くらべうまえ)の騎手です。
左右各3騎の衣装が異なるのは「競争相手と同じもの着てられっか」ということです。
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このように画像の右あたりが白くぼやけることがありますが、隣の男性の帽子です。
沿道は見物の人がいっぱいです。
こういうときに帽子や日傘はマナー違反だと思います。
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御幣櫃(ごへいびつ)と言い、宮中から両神社(下賀茂・上賀茂)へ納められる御幣物が入っているそうです。
友人同士かも知れないのですが、身長の似た方をペアにしてあげたいです。
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この方が私の前を通った後、行列の前の方が進まず、しばらく渋滞しました。
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御馬(おうま)または走馬(そうめ)ともいわれ、下賀茂・上賀茂両社の神前で走らせる馬だと思います。
2頭の馬の頭と尾には葵、柱、紙垂れをつけていて、1頭に4人の馬部(めぶ)がついて引いて行くとあります。
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その2頭目です。
この直ぐ後に左馬允(さまのじょう)が騎乗し弓矢を調度掛に持たせているということですが、矢は担いでいるように見えます。
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牛車(ぎっしゃ)は御所車とも言われ、勅使の乗る車で、藤の花などを軒に飾っています。
実際は勅使が乗ることはなく、行列の装飾ということです。
牛童(うしわらわ)、車方、大工職などの車役が従うとあります。
リリーフの替え牛もちゃんと従っていました。
クリックで画像はもう少し大きくなります。
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ちゃんと誘導してあげないと、ほとんど前が見えないのではと思いました。
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御物の和琴(わごん)で「河霧」の銘を持つそうです。
神前の奏楽用として2人で運ばれるとありますが、このように少しでも重そうな道具はリリーフがつきます。
「また負けてしもた・・」
100歩毎にジャンケンをして負けたら持ちます(ウソだよん)。
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行列中の最高位者である勅使(ちょくし)の代行者のようです。
当時の様式どおり、太刀も馬も美しく飾られ、朧(くとり)という御馬役人が口を取るとされています。
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勅使(ちょくし)の代行者に従う舎人、居飼(鞍覆持・いかい)、手振らしいです。
手振ってなんだろ。
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童の草鞋はみなしっかりとして軽そう。
履いてみたい気になりました。
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全員が付けている葵の葉ですが、童など、被り物をしていない者は、葵の葉を髪の先の方に結び付けています。
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風流傘(ふうりゅうかさ)と言い、私的にはとても違和感のあるものですが (^_^;) 大傘の上に牡丹や杜若など季節の花(造花)を飾り付けるのですね。
取物舎人4人がジャンケンしながら交替でかざしていきます(同じギャグを何度も言うな (^_^;))。
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陪従(ばいじゅう)または 内蔵使(くらづかい)と言い、この日は賀茂両社の社頭で歌をうたい楽器を奏する役を勤めるそうです。
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馬の落し物処理係りの人かしら。
塵取りも持っています。
3人ほど見ました。
こういう役目の人にはバイト料たくさんあげて欲しいです。
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平安時代後期の携帯電話のようです(お気づきでしょうけど、ウソですよ)。
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先ほども見ましたが、これは居飼(鞍覆持・いかい)でしょうか。
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これも風流傘ですが、先ほどの風流傘とは造花が少し異なり、派手ではあるものの違和感が少し緩和されています。(^_^;)
これが本列の結びとなります。
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白丁(はくちょう)という、白布の狩衣姿の人がかなりいました。
諸官司・神社等の雑役や、貴族などの従者で傘持ち・沓(くつ)持ち・馬丁などをするのですね。
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さて、後編は華やかな「斎王代列」にまいります。
見てくださいね。
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