四季彩館で開催中の知人の陶芸展に行き、時間があったので近くの流れ橋(上津屋橋=こうずやばし)を見に来ました 流れ橋を見るのはかなり前に梨狩りをしたとき以来で、今年の台風12号で流れた状態を今後の参考に(?)したいと思いましたので |
おお、なるほど 橋の骨格標本が原寸大で目の前に 橋桁(橋の上の部分)がなくなって、橋脚だけの姿です |
橋桁は自由を得て流れていったわけではなく、このように土手に積まれています よくご覧いただくと、流れ橋を背景に記念写真を撮っている夫婦連れを発見できるでしょう (それがどうした) |
この橋桁は全部で73基あります 資料に拠ったもので、私が数えたわけではありません 橋桁は8つにグループ分けされ、各々はワイヤーで繋留橋脚というものに繋いであるので、流れた後でこれを元に戻せるのです 資料に拠ったもので、私が考案したわけではありません |
橋桁の内、城陽側(私は上津屋側に立っていましたので、向こう岸のほうの地名です)の17基はコンクリート製ということです |
こうして眺めますと、向こう岸まで行けそうな気がしました |
で、歩き出しました 流れ橋は356.5mあります 資料に拠ったもので、私が測ったわけではありません(ひつこいぞ ) |
今回は、橋桁が壊れ、橋脚の一部もこのように損壊したので修理が簡単ではないそうです 近くにいた工事業者か八幡市の関係者(らしい)方が、来年の6月頃までかかりそうだとおっしゃってました |
あともう少しで向こう岸というところで川が流れていました 木津川というれっきとした普通の川なので流れがあるのは当たり前です 渡し舟か、連台はないかと思ったのですが、あいにくと見当たりません(いつの時代や) |
戻る途中で先ほどの記念写真の方たちとすれ違ったので「向こう岸まで行けるかと思ったのですが、川が流れてました」と笑いかけると「そうでしたか」と答えてくれました 内心 ーこいつは相当アホに違いないー と思われていたかも |
木津川の土手の上は、茶畑が多いようです |
茶では話しにならんと、所在なさそうなカラスたち |
道路(自転車と歩行者専用)沿いに歩けば、嵐山までたかだか25キロだということが分かりました |
花など撮りながら道に沿って歩き出しましたが、しみじみと計算してみると嵐山まで5時間はかかるので、それは次回にということにして、八幡市駅近くでリタイアし、京阪電車に乗って帰りました |
流れ橋は1953年に造られて以来、今年の12号台風まで実に17回流れたことになります 台風または豪雨、あるいは台風と豪雨の協力作業でこれだけの回数、橋が流れているのですね 平均して3〜4年で1回流れているのですが、最近の2回は7年毎なので、このような景色は珍しいと言っていいようです |