2013年10月27日 日 22:15
1938年発表の「Floribunda」、作出国はアメリカです。
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結末への道筋
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ローレンス・ブロックは読み応えのある作者だった。
彼のまだ読んでいない作品を図書館で見つけたので、読み始めるのを楽しみにしていたのだ。
この「すべては死にゆく」は、主人公(マット・スカダー)が一人称で語るところと、残酷な連続殺人犯の行動を三人称で書くのを交互に進めていく趣向だった。
残酷さをつぶさに書いてあるという読み物は好きではなく、読み進んで厭になってきたのだが、犯人を捜しあて追い詰めていくという過程だけを頼りに我慢した(残酷な描写部分は筋になんの関係もないということにして飛ばした)。
ところが、半分も行かないうちに陳腐な結末で終わりそうというのが見えてしまった。
最後はスカダーの身内があわやどうにかされてしまうというところで、何とかなってしまうという(いたってありきたりの)パターンでしかない。
実際に最後はそのとおりだったのだが、残酷な犯人はもう少しその残虐ぶりに見合った(というか、読者の溜飲を下げる)片づけ方があっただろうにと思う。
いつからブロックはこんなに後味の悪いものを書くようになってしまったのか。
私はサスペンスものなんか読みたくないのだ。
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2013年10月25日 金 12:18
1972年発表の「Floribunda」、作出国は日本です。
上は京都府立植物園、下は大阪のうつぼ公園で撮ったものです。
うつぼ公園のほうは1970年と書いてあった。
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ささやかな実験
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昨日JRに乗ったとき、端の座席で文庫本を開いたのだが、隣りの家族連れが欧州か中東の人のようだった(私の横は若い母親)。
で、日本の本はほとんど縦書きであるという固定観念を狂わしてあげようと思い、横にして読んでみた。
その母親は、自分の小さな子が窓外を見てちょっと騒ぐので、私の本になど関心もなかったようだが。
縦書きの本を真横にしてみると、読むのが辛いことが分かった。
その家族連れは稲荷駅で降りていき“縦書きの本の横向け読み”を演じなくてもよくなったので、どのぐらいまで傾けても苦労せずに読めるかを知っておこうと思い、調べてみた。
左右それぞれ、約55度から60度に傾けたところで、ストレスがかかってくることが判明した。
銀行の窓口係りの女性で、用紙をこちらに向けて平気で(逆さに)字を書いてくれるのもいるが、私は方向音痴(位置の見当識が悪いの)で、信頼できる数値とはいえないかも知れない。
このような実験をしてること自体、日本人に共通の特性とは言えないかもしんない。
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2013年10月22日 火 23:09
2013年10月21日 月 09:42
お世話になっている京都市都市緑化協会のツアーで「第30回全国都市緑化フェア」に行きました。
最初に訪れた砂の美術館(今年は東南アジア編)が壮観でしたので、お世話になっていると言いながら、緑化フェアの報告は後回しにして、美術館のほうを先に記事にしちゃいました(汗)。
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上に同じ(以下、受け売りの説明)
生鮮食品、香料、雑貨、衣類、民芸品など、街のにぎわいは多くの観光客も引き寄せる
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「パゴダと僧侶たち」
パゴダはお釈迦様の化身と言われているのですね
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「守護神ナーガ」
頭部に無数の蛇が飾られている蛇神で、現代に至るまで寺院を守り続けている
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上部「アンコールワット」
下部「歓喜の行進」栄華を誇ったクメール王朝の兵士の凱旋の様子
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「王に捧げる舞踊」
神秘的で優雅な動きの宮廷舞踊は東南アジア広域に伝わります
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「フィリピンのバロック様式教会」
スペインの統治下で建設された教会群は世界文化遺産なのですね
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歓喜の行進の周りには熱帯雨林に潜む動物たちが表現されています
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いずれも見事で、世界から超一流の砂像彫刻家を招いての展示は迫力がありました
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2013年10月18日 金 22:14
2013年10月13日 日 22:14
10月13日は、大津祭りの向こうを張って邦楽演奏会が催されました。
近くに住んでいるのに、大津市伝統芸能会館に入ったのは初めてです。
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上は「天竺」という曲を演奏しているところで、アラビアの音階が素敵でした。
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着物姿を眺めているとアラビアの音階を使ったイメージがないのですが、演奏が素晴らしかったです。
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上は「磯の松風」という曲の演奏で、後列の中央が知人です。
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上の「けしの花」という曲の演奏も私がいいなと思ったものの一つでした。
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2013年10月07日 月 19:01
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